先日VRを導入してから初めてRBRのSemetin 2010を走りました。
狭い跳ねる滑ると三拍子揃った難ステージとして知られるSemetin、当然私も苦手です。
それでも出ようと思ったトーナメントに設定されていたのでレッキがてら軽く一本走ってみたのですが……なんと、あっさりそれまでの自分のベストタイムを1分近く更新してしまいました。
同じ車でそこまで全力で走ってないのに何故こんなタイムが?
おそらくVRによって視線を動かせることが狭い曲がりくねった道を走る上で有効に働いたのだろう、とは思いますが、詳しくはよくわからないままです。というのも、他のSSだとここまで劇的なタイムアップはしなかったんですよね……。
しかし、もしこの予想があっているとしたら……レースシムというものはやはり『リアル』なものだなあと思います。『現実での運転と同じように運転すれば速くなる』のですから。
……言い換えれば『そういうことができる環境をお金をかけて用意すれば速くなる』、畢竟『速さはお金で買える』。モータースポーツの本質です。いやあリアルですねえ。
私は下手くそなのでこれからもお金で速さを買っていきたいと思います。
ベストタイム更新で意気揚々と乗り込んだトーナメント本番でトップからキロ3.6秒離されてそう思いました。どれだけ積めば7分フラット出せますかね?
大げさに言えばモニター1枚は言うなれば、首を真正面に固定されてフロントウィンドウしか無いクルマに乗ってレース(ラリー)をするという状態ですからね・・・。
加えてVRなら、クルマや様々なオブジェクトが”そこにある”というのを直感的に分かるというは大きいかも。
道具に拘るのも一つの手段ですね。はい。
道具の性能に頼るもよし、不利を背負いこみながら腕を磨いてもよし。はたまたMOD制作など走らなくてもよし。
レースシムは楽しみ方の幅が広くて本当に面白いと改めて思います。