Assetto Corsaは今年の7月1日時点で最低でも82万6288本売れたようです。

ソースはこちらです。(以下、本文中に出てくる数字は全てリンク先で配布されているCSVファイルに準じます)

このデータはなんなのかというと、Steamの実績機能を利用してゲームのプレイヤー数を算出したものです。詳しい説明はこちらの記事をどうぞ。
Steamの機能を利用したということで当然ながらこの数字はSteamでのプレイヤー数だけであり、家庭版や他サイトでの購入によるものはカウントされていません。

なので、正確には「Assetto Corsaは今年の7月1日時点でSteamにおいて最低でも82万6288人がなんらかの実績を取得するまでプレイした」ということになるでしょうか。

 

それにしても82万人とは! 人を選ぶと言われるレースシムというジャンルでこの数字はなかなかすごいのではないでしょうか。
rFactorが3万2933人、rFactor2が7万5347人、Automobilistaが4万8672人ですから文字通り桁が違います。
rFとrF2はSteam外で購入した人も多いでしょうが、rF2の数字を10倍にしてみてもまだACの数字が大きいことからも、この数字のすさまじさがわかるというものです。
さらにその上を行くのがProject CARSです。97万4136人、ACより上です。
これには正直驚きました。売れたんですねぇ……。どうりですぐに2が出たはずです。(ちなみに2は26万4945人でした)

 

そして、それをまた上回るのがDiRT Rallyです!
なんと107万3123人、ミリオンです!
これは他ジャンルのゲームでいうと、Super HexagonやHotline Miami 2よりも大きい数字です! すごい!

 

……というと、そろそろ眉に唾をつけたくなってくるのではないかと思います。
いくらDRが名作だからといって、Super HexagonやHotline Miami 2より売れているとは、にわかには信じがたいとは思わないでしょうか?

ここで注意しなければならないのは、『プレイヤー数と販売本数はイコールではない』ということと、『この統計が実績機能を利用したものである』ということでしょう。

実績を取得した人数からプレイヤー数を割り出しているので、フリーウィークエンドや無料配布が実施されたタイトルでは『購入していないけれど実績は取得した』という人が出てくることでプレイヤー数が『盛られた』形になるのだと思われます。
DiRT Rallyは去年の5月にフリーウィークエンドを実施したので、そのせいでプレイヤー数がいくらか盛られてしまっているのだと思います。

私もプレイヤー数の増加に貢献した一人です。売り上げには貢献していませんが……。

この仮説を裏付ける根拠(になるかもしれないもの)として、CodemastersのF1シリーズのプレイヤー数を挙げてみます。

F1 2015 1,022,816
F1 2017 **386,242
F1 2012 **363,358
F1 2016 **318,467
F1 2014 **168,191

F1 2018 *******389

F1に限らず『20XX』とタイトルにつくような毎年出るゲームにおいては、固定ファンがついているために急激なプレイヤー数の増減というものは普通考えにくいです。(考えにくいはずなんですが……F1 2014が例年比約50%減の大コケしてますね……まあ私の知らない何かがあったんでしょう)
謎のコケっぷりを見せている2014、まだ発売されていない2018(なぜ統計にあるのかは謎)、そしてひとつだけ異常に突出している2015を除けば、F1シリーズは例年30~40万人にプレイされているようです。
それではなぜ2015だけこんなにもプレイ人数が多いのか? ということを考えると、この中で2015だけが無料で配布されていたということが原因と言えるのではないかと思います。

以上のことから、この統計によって導き出された『プレイヤー数』は販売本数とそのまま結び付けてしまうには少し怪しいところもあると思われますが、フリーウィークエンドや無料配布をしていないタイトルであれば、参考程度に見るにはいいかもしれません。ACはどちらもやっていないので、冒頭の「Assetto Corsaは今年の7月1日時点で最低でも82万6288本売れた」は正確ではないにせよ大きく間違ってはいないはずです。(ただ、これはファミリーシェアリング等を考慮していません)

まあ、そもそもACぐらい売れているタイトルはわざわざこうした統計から推測せずとも販売本数を高らかに謳っているんですけどね。(ACCのプレスリリースで『Steamでミリオンセラー』、こちらの記事では『2017年1月時点で140万本(おそらく全プラットフォーム合計)』)

それにしてもPCARS・ACとrFactor系にこれほどの差がついているとは……。
やはり市販車のラインナップが充実したタイトルのほうが売れるということなんでしょうか。